民間資格と国家資格
(一等資格と二等資格)の違い
ドローンの国家資格は、一等無人航空機操縦士資格(一等資格)と二等無人航空機操縦士資格(二等資格)の2種類に分かれます。
まず前提としてドローンの飛行形態は4つのレベルに分かれます。
- レベル 1
- 目視内での手動操縦飛行
- レベル 2
- 目視内での自動/自律飛行
- レベル 3
- 無人地帯における(補助者なし)目視外飛行
- レベル 4
- 有人地帯における(補助者なし)目視外飛行
飛行レベルに合わせて国家資格の一等資格、二等資格の範囲も異なります。
これまでレベル4にあたる「有人地帯における目視外飛行」は認められていませんでしたが、一等資格はその飛行が可能になりました。
二等資格ではレベル4飛行は不可ですが、これまで国土交通省へ申請が必要だった飛行許可・承認申請の一部が不要になりました。
なお、民間資格と二等資格の違いについて、飛行できる場所はいずれもレベル3までは同じですが、申請の有無が異なります。
※ただし、一等、二等資格ともに実際に飛行させるには、対象となる機体(ドローン)が国土交通省の機体認証を受けている必要があります
※人口集中地区上空や人・物との距離が30m未満に飛行、夜間や目視外飛行に限ります。
上記以外の特定飛行(空港周辺、150m以上、イベント上空、危険物輸送、物件投下を伴う飛行、25kg以上の機体飛行の場合)は申請が必要になります。
国家資格を
取得するメリット
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国内唯一の国家資格のため
スキル証明になる国土交通省管轄のドローン唯一の国家資格。資格保有者は国の定める操縦技術、専門知識を有していることの証明になります。
-
飛行許可・承認申請が
省略できる国家資格と機体認証で、これまで必要だった飛行許可・承認申請の一部が不要になります。
-
これまで飛行できなかった
場所での飛行が可能に一等資格では、これまで飛行ができなかったレベル4飛行(有人地帯における目視外飛行)が可能になります。
資格の種類と一般的な
受講コースの例
ドローンスクールでは一般的に、資格の種別ごとに以下のように受講すべきコースが分かれています。
追加講習を受講し、再度試験を受けて種別をグレードアップすることも可能ですが、時間も費用も余分にかかるため、最初によく吟味して目指す資格を選ばれると良いでしょう。
基本となる資格
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趣味でドローンを飛ばしたい
DPA
回転翼三級コース
(民間資格)
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一定の飛行において承認・許可
不要でドローンを飛ばしたい国家ライセンス
二等資格講習
(国家資格)
-
有人地帯において補助者なしで
ドローンを飛ばしたい国家ライセンス
一等資格講習
(国家資格)
限定変更(追加講習)
基本の資格に加え、限定変更を行うことで、昼間飛行に加えて夜間飛行、目視内飛行に加えて目視外飛行が可能になります。
-
二等資格 限定変更
(追加講習)
目視外飛行
夜間飛行
-
一等資格 限定変更
(追加講習)
目視外飛行
夜間飛行
DPA
(ドローン操縦士協会)
とは
DPA(ドローン操縦士協会)は、2016年6月にドローン操縦士の技術、技量の健全な発展を図り、航空の安全確保につとめ当該技術、知識の普及と諸般の調査研究を行うことを目的として設立された団体です。
2017年6月1日に国土交通省登録管理団体として認定されました。
DPAは、ドローン操縦士「回転翼3級」の資格発行元となります。
DPAでは下記二点を基本方針に掲げて活動しています。
(1)ドローン航空の安全文化を構築する
(2)環境・衛生・人命救助・警備等各分野とドローン航空の発展との融合、調和を図る
一般社団法人 ドローン操縦士協会(DPA)ホームページはこちら
DPA(ドローン操縦士協会)と
ドローンスクール
埼玉レイクタウンについて
ドローンスクール埼玉レイクタウンはDPA認定校です。
DPA資格の特徴・強み
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カリキュラム
産業利用を前提にした操縦機能を習得できるカリキュラム
卓越したドローン操縦士インストラクター養成教官であるドローン操縦士回転翼マスターインストラクターを含むカリキュラム策定委員会の審査の元、国交省の管理団体認定基準を厳守して作り上げた講習カリキュラム。
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施設
常設の施設を持ち、天候に関係なく受講が可能
施設内に10m×10m 天井高5mのコートを2面もつことが、スクール開校の基本条件
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インストラクター
操縦技能が高いインストラクターによるトレナーコードを活用した少人数での技能講習
「バック円形飛行(反時計回り)」など高度な技能取得を含めた最低5日間以上の訓練を受けたうえで試験を通過した人のみがインストラクターに。
トレナーコード:インストラクター側のプロポ操作で受講者側のプロポ操作をオーバライドすることができる仕組み
ドローン操縦士
回転翼3級とは
DPAが2017年6月から始めた資格で、企業や個人会員が、最先端で安全なドローン活用を実現するため、ドローン操縦技術に関する認定資格を制度化したものとなります。
※認定資格は、「小型無人機に係る環境整備に向けた官民協議会」で定められた「小型無人機の利活用と技術開発のロードマップ」に基づく制度設計を行っており、飛行レベルと、機体の形状によって、資格の種別を設けています。
ドローン操縦士回転翼3級 資格認定制度
- 対象
- ドローン操縦初心者
- 適正要件
- 年齢:15歳以上、視力、色覚、身体要件あり
- 認定内容
-
・小型無人航空機を安全に飛行させるために必要な基礎知識
・小型無人航空機を安全に操縦する基本技能 - 認定証発行機関
- 一般社団法人ドローン操縦士協会
- 有効期間・更新
- 2年間 ※更新には更新料が必要になります。
ドローン操縦士
回転翼3級取得のメリット
ドローン操縦士回転翼3級の取得の最大のメリットは、国土交通省からの「飛行許可」の承認を得やすくなるという点があります。ドローンは、「改正航空法」によって、操縦できるエリアと操縦方法については細かく制限があります。
例えば、通常、都市部や住宅が密集している場所ではドローンは飛行できません。
しかし、その制限された範囲を超えてドローンを飛ばしたい場合(例えば空撮や点検作業など)でも、国土交通省に『飛行申請書』を提出し、「飛行許可」をもらう必要があります。その飛行申請時に提出する飛行申請書の書類においては、ドローン操縦士回転翼3級を添付することで、提出書類を省略することができるようになります。
また、ドローン操縦士回転翼3級はドローンの操縦技術を正しく保有している技術証明となるため、飛行時に土地所有者や警察署、近隣住民へのご説明がスムーズに行えるようになります。また、ビジネス用途で活用の際にはクライアントへの説明にも有効となります。
- 国交省への飛行許可申請の際に、10時間以上の飛行証明書及び各種技術&各種知識の保有証明書として活用することが可能。
- 関係各所への飛行説明資料として、土地所有者・警察署・近隣住民への説明がスムーズに。
- クライアントへの提案時に、信頼をつかめる。信頼感やブランド力が重要視されるビジネスシーンにおいては有利。
▼ドローン操縦士3級 証明書サンプル
ドローン操縦士回転翼
3級を取得するために
ドローン操縦士回転翼3級を取得するためには、当スクールの「回転翼3級コース」を受講頂ければ、必要な条件を満たすことができるようになります。スクールの試験合格後にドローン操縦士協会(DPA)より資格が発行されます。
国交省登録講習団体
ドローンを安全に飛ばす技術と、ドローンの仕組みや構造やメンテナンス方法、安全に飛ばすための航空法などについて学びます。
初めての方でも飛ばすことが出来ます。
ビジネスで使える技術を習得します。
①10時間以上の飛行経験
②実技・筆記試験の合格
上記2項目クリアで、DPA回転翼3級の申請が可能です。
国交省管理団体
DPAウェブサイトにて技能会員(個人)に登録し、年会費を入金、オンライン講座を受講すると、ドローン操縦士回転翼3級のDPA認定資格証明書(ライセンス・ライセンス証書)が発行されます。
ドローンスクール
埼玉レイクタウンの
無料体験会
当スクールにお越しいただく方の95%がドローン未経験の方になります。
ドローンを全く触ったことが無い方でも安心して学べるように、
座学と実技の2部構成で体験会を開催しています。
できるだけ一人ずつご質問しやすいように少人数制で開催しています。
また当スクールでは強引な勧誘は一切行いませんので、ご安心ください。
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説明会
(30分~40分)ドローンの飛行ルールや資格制度、ドローンがどんな用途で活用されているかなどを説明させていただきます。
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ドローン操縦体験
(30分~40分)お一人ずつドローン操縦体験を行っていただきます。インストラクターが隣について操縦を行いますので、初心者の方でも安心して操縦できます。
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質疑応答
(5分~10分)ドローンに関するご質問に対して個別に回答させていただきます。些細なことでもお気軽にお尋ねください。