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ドローンコラム

【ドローンビジネス】農業・物流・測量など、分野別の活用事例をご紹介!

空中を自由に飛行するドローンには、さまざまな面白い使い方があります。
ドローンは近年、私たちのより身近な存在となってきており、

・ドローンに関係する仕事をしたい!
・ドローンを扱えるようになって、活躍の場を広げたい
・今の働いている業界にドローンを普及させたい!
 
などと考えている方も多いでしょう。

ドローンの国家資格化も本格化する昨今、ドローンの需要は増え続けています。
今回はさまざまな業界・分野別にドローンの活用事例を解説していきます。

分野別のドローン活用方法

ドローンは「小型・軽量で、比較的手軽に無人飛行させられる」という特性から、従来の方法では不可能だった分野や用途で、たくさんの成果を上げております。

ドローンの活用といえば、映画やミュージックビデオなどの迫力ある映像を撮影するために使われるイメージが強いのではないでしょうか?
しかし、ドローンはメディア業界だけでなく、実用的な機械としてもさまざまな業界で活用されています。

では、実際にどのような業界でドローンが使われているのかご紹介いたします!

農業

農業ドローンなどを使い、田畑の農薬散布や生育の管理にも
農業の分野における従事者数は年々減り続けており、なおかつ高齢化が進んでいます。
そのため、従来のままのやり方では「従事者一人あたりの労働の量的負担が増えすぎてしまうこと」が非常に危惧されているのです。

農業分野において、ドローンは主に農薬散布に活用されています。
産業ヘリと比べて農業ドローンが特に優れている点としては、コンパクトかつ軽量であることです。
そのため一人でも農薬の積み下ろし作業ができます。
 
従来の産業ヘリでは不可能だった山間部周辺などの小規模な農場での散布も、小回りが利き、狭い範囲の散布でも細かく制御できるドローンなら行えます。
小回りが効くことに加え、騒音も気にならないことから、場所や時間帯を気にすることなく農薬の散布が可能です。


農薬散布以外では、生育管理にも非常に活躍しています。
ドローンによる上空画像から生育状況のばらつきを測定できるようになり、これまで1時間以上かかっていた調査を5分程度の短縮が可能となりました。


農業分野へのドローンの導入は、作業負担の軽減に非常に大きな影響を与えています。

建設業

危険な場所の点検、測量などに活用されています。
建設業界は、さまざまな業務でドローンが活用されています。
建物点検、測量、整備、施工管理など複数の業務をドローンで対応可能です。

従来の建設業界では、すべての工程を作業員が手作業で実施しており、事故や怪我などのトラブルが発生していました。

しかしドローンを活用することで安全性の向上はもちろん、人の手が届かないところの調査や測定が可能となり、人時や費用の削減にもつながります。

結果的に、安全に効率よく業務が進められるとして、今後もドローンの活躍が期待されているのです。

物流業

物流にドローンを用いて増え続ける配送ドライバーのサポートに
IT業界の発達につれて全世界の人が利用するオンラインショップ。
オンライン通販を利用する人は年々増え続けており、それに伴い物流業界の負担も大きくなっています。
配送を担うドライバーの就労環境の悪化は深刻な問題となっており、現在でも長時間労働や賃金の安さからくる人手不足が叫ばれています。
 
配送にドローンを使用することができれば、物流業界の負担への改善策として非常に有用なものになりうるとして考えられています。

また、周辺の商店が閉鎖するなどで日常的な買い物が困難である山間部の方に対し、日用品を届ける目的でもドローンが使われています。
自動車では時間がかかる配送をドローンで補うことによって、時間の短縮、CO2の削減が見込まれており、災害時等においても活用可能な物流手段として注目を集めています。

メディア・映像制作

動画制作に迫力・メリハリを与えるドローン映像
メディアや動画の撮影は、ドローンが積極的に活用されている分野です。
冒頭でも触れましたが、わたしたちの生活の中で特に身近なドローンの活用方法ではないでしょうか。
今ではプロだけでなく、一般のクリエイターもYoutubeなどの動画媒体でドローン映像を活用するシーンも多く見られるようになってきました。

映像制作業務を行う企業では、ドローンを使って空撮映像を撮影しています。
ヘリコプターを利用するよりも手軽に利用でき、コストを抑えられる点がメリットです。

また、台風が接近しているときの海沿いの映像や災害現場など、人が近づくと危険な場所でもドローンを活用することで撮影可能になるため、災害時の迅速な被害確認や情報収集などに貢献しています。

ドローン市場の拡大

インプレス総合研究所が発表した『ドローンビジネス調査報告書2024』によれば、クローンを扱うビジネスの市場は2016年ごろから拡大をはじめ、2023年度における日本国内の市場規模は3854億円と推測されており、2024年度には前年度比21.5%増の4684億円まで拡大される見込みです。

さらに同書によると2028年度には9054億円に達すると見込まれており、ドローンビジネスが着実に成長を遂げていることを示しています。

出典(外部リンク):https://research.impress.co.jp/topics/list/drone/685

そんな市場の拡大とともに、どのような活用方法が期待されているのでしょうか。

未来のドローン活用

ドローンはAI技術との相乗効果によって、さらなる発展が期待されています。

ここ数年AIの性能は著しく向上し、会話型AIや生成型AIの登場で、さらに身近な存在となってきました。
ドローンにもAIによる自律飛行や画像解析といった機能が組み込まれるようになり、AIを搭載したドローン活用の取り組みが進んでいます。

農業分野ですと、AIを搭載することにより今後は日照時間や育成状況などのデータ収集・数値化、害獣対策などができるのではないかとされています。


AIを駆使することによって今活用されている分野や使い方以外にも、さまざまな活用方法ができるのではないかとされています。

今後も広がっていく、ドローンビジネス

ドローンは農業分野や建設業、映像業など、さまざまな業界・分野で活用されており、今後も活用の場が広がると予想されています。

ドローンはこれからの社会や生活と密接に関わってくると予想されるでしょう。