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マクドナルドをドローンで運びたい!〜超★マック輸送計画〜【STEP1】

ドローンスクール埼玉レイクタウン店長の矢作はマクドナルドが大好きだ。

毎日食べたいくらい大好きだ。暇さえあれば食べている。

しかし、当スクールがあるアウトレットエリアにはマクドナルドの店舗がない。

そこで、ドローンを使ってマクドナルドをスクールまで運搬できないか考えた。

 

その名も、 「 超★マック輸送計画 」
 

矢作の指示のもと、我々はマック運搬実現に向けて調査を開始した。

 

まず、イオンレイクタウンにマクドナルドの店舗がどれだけあるかを調査した。

 

調査の結果、

 

イオンレイクタウンkaze店

 

イオンレイクタウンmori店

 

の2店舗が存在した。


 

次に二つの店舗から輸送する時のルートを考えてみた。

スクールと、kaze店・mori店の位置関係はこのようになっている。

 

単純に最短距離で考えると図の矢印のようになる。


 

しかし、ドローンでマックを運ぶには様々な試練が存在するのであった。

 

1.イオンレイクタウンは人口集中地区(DID)に該当する。

2.目視外飛行をする必要がある。

3.上記ルートの場合、第三者の上空を飛行する必要が出てくる。

4.距離の確保(人・物・物件から30m以上離す)が必要。

5.荷物を運ぶのに適したドローンと操縦技術が必要。

6.飛行時の安全対策を練る必要がある。

 

一番厄介なのは、3つ目の試練。

つまり、有人地帯での補助者なし目視外飛行(レベル4)をする必要があることだ。

 

有人地帯での補助者なし目視外飛行(レベル4)をするためには、

以下の条件が揃った場合のみ認められる。

 

・一等無人航空機操縦士の資格を持つ(国家資格)

            かつ

・第一種機体認証を受けた機体を使用する

            かつ

・飛行の許可・承認を受ける


 

現在(2024/5/7)、日本で第一種機体認証を受けた機体はたったの1機

しかも販売はしていないとのこと。

もうすでに難しい。悲しい。

 

資格、機体を両方持っていたとしても様々な申請や許可取りも必要になってくる。

非常に複雑かつ、大変だ。

 

我々の「超★マック輸送計画」実現までの道はまだまだ長い。

 

【次回予告】

 レベル4飛行を避けるルートの考案

 

★ざっくりドローン用語辞典★

人口集中地区(Densely Inhabited Districts)…国勢調査で人家が密集していると判断された地区のこと。DID上空でドローンを飛行させる場合は国土交通省の許可が必要。

 

目視外飛行…操縦者がドローンを目視せずに飛行させる方法。操縦機やゴーグルのモニターを見ながらの操縦などがそれにあたる。国土交通省の承認が必要。

 

第一種機体認証を受けた機体…一定の基準を満たしていると、国が認めた機体。



 

続く

(著:粂井)